2.宿泊してみた【写真で解説】
2-1.外観
【⇐タンソンニャット国際空港方面】
空港から歩いてくると、若干見つけにくい
7階建てで一見見つけやすいと思うのですが、同じような高さの建物が大通り沿いに並んでいるため、空港方面から歩いてくる方にとっては多少見つけにくいです。
また、このホテルの真向かいには、「Mai Hotel(マイ・ホテル)」という名前が似ているホテルもあります。
筆者は色々混同して???が飛びました、、、
とにかく大事なのは、「角地にある」「ホテル名が書かれた看板は見上げるとある」ということ。
これさえ覚えてGoogleマップで向かえば迷わないでしょう。
2-2.エントランス・ロビー
フロント
フロントには、基本的に2名のスタッフがいます。
オーナーと思しき片方の男性スタッフは非常に気さくで、旅計画の提案や、現地情報まで教えてくれます。英語に若干癖があるものの、コミュニケーションに問題はありません。
女性スタッフもみなさん丁寧で、英語も聞き取りやすいです。
車・レンタル、Grabタクシー配車等のサービスあり
フロントデスクに書いてありましたが、このホテルには、
・レンタカー:運転手付き・1日あたり5000円
・レンタルバイク:125cc AT 1日あたり1250円
・Grabタクシー配車:市内まで470円
のサービスがあります。
実際に会話した内容
チェックインで実際に会話した内容を列挙すると、
【pay now or later?】
・Booking.comに☆10をつけてくれたらチャージ料をタダにする
【If you give 10stars on Booking.com,we don’t charge.】
・朝食は朝6時から9時30分まで
【You can eat a breakfast at 6 in the morning to 9:30.】
・エレベーターは右手にあります。3階に上がってください
【The elevator is on your right side. Go up to 3rd floor.】
という感じでした。特に難しいことは話す必要がないので、支払いのタイミングさえ会話できれば大丈夫だと思います。
ロビー(朝食会場)
ロビーは縦長で、朝になると朝食会場に変わります。
置くの部屋にはキッチンがあり、ときたま従業員が出入りするのを見かけます。
エレベーター
チェックインの際に説明を受けたエレベーターです。
東南アジアのホテルには、エレベーターがない建物も結構あるので、こうやって完備されていると非常に嬉しくなります、、、重いキャリーケースを持っていかれる方にとっては涙モノですね。
ちなみに、現地の人は自分優先なので、エレベーターに乗ろうとする筆者と相棒が後ろにいても、エレベーターの入り口を2人で塞いで中にいる人と会話するという構図が見られました。
こんな自己中なこともありますがこれが現地式。郷に入っては郷に従え、ですね。。笑
ドリンク販売機
客室にもミニバーがあり、数種類のドリンクが購入できるのですが、ロビーにある販売機の方が種類が多いです。
・ソフトドリンク 125円
・レッドブル 150円
・ヨーグルト 125円
・キャラメルフラン 125円
・ビール 150円
2-3.客室
A.全体図
ベッド、クローゼット、イス、テーブル【入り口側から撮影】
①カーテンの遮光性が高く、寝やすい
②部屋に段差がなく、バリアフリーに対応
【BAD】
①イスとテーブルが1人用で小さく、使いづらい
②下靴と上靴エリアの境界がないため、床が汚い可能性あり
日差しが強いベトナムでは、遮光カーテンの質が睡眠の質を決めるといってもよいでしょう。
このホテルでは、ラブホテル張りの遮光率で、朝までぐっすり寝ることが出来ます。
家具に関して微妙な点が、テーブルとイスが完全に1人用だということ。
後述するバスアメニティでもそうなのですが、「2人用のホテルか?」と思う点がちらほら。あまり問題はないのですが、疑問は残ります。
クローゼット
①ハンガーは4つあり
②クッションが2つ収納されている
③小さいカバンを入れて置けるカゴあり
【BAD】
①貴重品ボックスがない
ハンガーは4つあるので、汗かいた上下の服をかけたり、冷房対策で持ってきた上着などをかけておけますね。
クッションはベッドで癒されるためにありますし、カゴにはリュックなどを入れて、部屋に見えるように出しっぱなしにできないようにできます。(気持ち、防犯対策)
貴重品ボックスがなかったのが残念でしたね。いくら部屋がカード式の自動ロックと言えど、東南アジアでは窃盗・盗難が少なくないのでほしいところです。
ちなみに、筆者は貴重品は腰巻きポーチにすべて入れて、残りのリュックは南京錠をかけてカゴに入れておきました。
B.ベッド、化粧台
①ダブルベッドで、2人が寝るには十分
②化粧台があり、メイクがしやすい
③シーツの交換はきっちりしており、シワがなく非常にきれい
④電話のあたりにライトがあり、起き上がらず手元を照らせる
【BAD】
①目覚まし(モーニングコール)機能はない
部屋によってはクイーンベッドが置かれていることもあるそうですが、この部屋ではダブルベッド。と言っても、寝るのに全く問題ありません。布団は若干薄いですが、そもそも東南アジアは暑いのでこれくらいでちょうどよいです。
なんといっても、化粧台があるのが素晴らしい。
手鏡を使ってベッドの上で、または基本的に洗面台ですると思うのですが、この部屋は非常に便利。
化粧台専用のイスもありますし、化粧品を広げてのびのびとメイクできるのは女性にとってうれしいところ。
C.電化製品
テレビ(壁掛け)
①ベッドの正面かつ近く、見やすい
②リモコンを置くスペースがあり邪魔にならない
【BAD】
①ベトナムのテレビ放送しかないので言語が分からなければ面白くない
②DVDプレイヤー等はない
そもそも海外でテレビを見るとき、天気予報くらいしかみない(それすら多分ネットで調べると思いますが)ので問題にはなりませんが、当然ベトナム語の放送のみです。
唯一いい点は、リモコンを置けるスペースがあること。
部屋にいる間は、ここにコンタクト用品や財布など置いていてもいいですね。
冷蔵庫・冷凍庫
①手軽に部屋内でビールやソフトドリンクを楽しめる
②手持ちのドリンク等を冷やして置ける
【BAD】
①全く冷えない。冷凍機能はもってのほか
②有料(値段はあまり高くはない
正直、全く使い物になりません。
何せ、何時間保管していても、つめたいの「つ」の字すら無いぐらいに冷えないからです。
アイスはもってのほか、ドリンクも冷えないと思っていたほうがいいです。
外出先でドリンクを買う方は注意しておきましょう。
湯沸かしケトル
①スイッチを入れるだけの簡単仕様
②ミニバーの近くにあるので、すぐにドリンクが飲める
【BAD】
特になし
若干古いタイプなような気はしますが、問題なくお湯を沸かせます。
後述しますが、カップ麺もミニバーに置いてあるので、現地ベトナムのインスタントラーメンを手軽に食べることが出来ますね!。
電話、ライト、コンセント
①寝起き、体を起こさなくてもスイッチをつけられる
②フロントにつながる電話は日本製(Panasonic)
③日本と同じ形のコンセントがあり、枕元で充電できる
【BAD】
特になし
部屋全体のスイッチ自体は、扉を開けてすぐにあり寝起きにつけにいくのは正直だるい、、、
のですが、正直手元だけとりあえず照らせたらいいですよね?
この部屋では、枕元に手軽なライトがあるので、起き上がらずとも点けられます。
時差ボケやで寝起きがきついいことがたまにあるのでこれはありがたい、、、
電話はフロントにつながります。Panasonic製で見慣れた形なので迷うことなく使えます。
その近くにはコンセントがありますが、日本と同じAタイプが2口あり、お手元の充電器でそのまま携帯電話等を充電できます。
D:お茶・コーヒー類(ミニバー)
化粧台の上にミニバー(全体図)
ベトナムコーヒー、砂糖など
インスタントカップ麺(Hao Hao)
①コーヒーカップは汚れがなく清潔
②ベトナムコーヒー・紅茶・スプーンあり
③エースコック製のカップ麺あり
【BAD】
①カップ麺は有料(1つ100円)
②化粧台と兼用なので、メイクをするときは少し邪魔
日本にいるとき同じ感覚でミニバーを利用できます。
現地のベトナムコーヒーは3in1方式(コーヒー粉・クリープ・シュガーのセット)で、この現地ならではの飲み方を楽しめるのもよいですね。
カップ麺は・・・なんとエースコック製! 日本でもお馴染みの会社ですが、近年東南アジア諸国での展開を広げているんですよねえ、容器の言語はベトナム語と言えど、安心します。
ちなみに、これは1つ100円。有料ですのでご注意を。
チェックアウト時に利用したか聞かれ、現金で清算します。
E.シャワー
シャワーブース【全体図】
シャンプー、ボディーソープ
バスタオル、ハンドタオル
①洗面台やトイレにお湯が飛び散らない
②ハンドタオルとバスタオルの2種類ある
③クレンジングなど少数の化粧用品なら、ブース内の棚に置いておける
【BAD】
①お湯が出るまで1分以上かかる
②隙間から若干お湯が漏れ出る
③コンディショナーはない
東南アジアでホテルを探していても、洗面台・トイレとシャワーブースが分かれているところはなかなか見つからないんですよね。
低価格帯・高価格帯問わずです。バスタブがある場合はカーテンだけで仕切られたユニットバスか、シャワーのみの場合は半分仕切られているのみ、など、、、、
しかし、この宿では完全に区分けされたブースがあります!
ちなみに、今回宿泊した決め手です笑
といっても、若干扉の下の隙間から漏れてはいましたが、、、
タオルをトイレ付近に敷いておくことをおすすめします。
バスアメニティ関連は不十分なく揃っています。コンディショナーがない程度です。
タオルは少しゴワゴワしていますが、痛いほどではないので特に問題はありません。
F.洗面所
洗面台【全体図】
①鏡上部に3つのライトで明るい
②縦に長い鏡で全身を見やすい
【BAD】
①ドライヤーは壁取り付け式
②コップが1つしかない
鏡上部の照明には白電球3つが採用され、かなり明るいのでメイクやコンタクトの付け替えなど細かい作業もしやすいです。鏡自体も大きいので、全身を確認できファッションコーディネートも余裕です!
ただ、海外でありがちな「ドライヤー壁取り付け式」
部屋の自由な場所で使用できないのでこれはめんどうくさいですね、、
また、なぜかコップが1つしかなく、、、2人用の部屋なのになぜでしょうか笑
アメニティ類
①歯ブラシ、カミソリ、綿棒、シャワーキャップ、綿棒、コットン、髪くしが揃う
②箱やビニールに包まれているため、清潔で安心
【BAD】
①特になし
意外に「カミソリ」は、海外の安ホテルには置いてなかったりするんですよね
飛行機内には刃物系を持ち込みできないので、ムダ毛処理などをしたくても現地で買うしかないという状況になったり…
その点、マイヴィラホテルではしっかり置いてあるのでうれしいところです。
その他、綿棒やシャワーキャップなどあればうれしいアメニティも揃っています。
G.トイレ
①ウォシュレット機能はないが、手動シャワーはあり
②トイレットペーパーが流せる
【BAD】
①便座がちょっと冷たい
東南アジアあるあるの「手動シャワー」
、、、というのは、”ウォシュレットの手動版” です。
放水ホースみたいにレバーを握ると、シャワーから水が噴射され、それでお尻などを洗うというものです。
お湯は出ませんが…でも意外とこれ便利なんですよ?
日本式のウォシュレットよりもいい位置に当てられるので笑
また、このホテルではトイレットペーパーを直接流せます!
新興国では、水道管の設備が不十分で排水管に紙類が詰まってしまうため、トイレットペーパーが付属のごみ箱に流すのが普通です。
しかし、最近直接トイレに流せるところも増えてきており、このホテルもその一種だと思われます。
2-4.朝食
ドリンク、パン類
ホットミール(焼きそば、ピラフ)
①飲み物は、水・オレンジジュース・ミルク・コーヒー・紅茶
②食べ物は、パン・果物・焼きそば・ピラフ・卵料理
③この価格帯のホテルなら、満足のいく内容
【BAD】
①ビジネスホテルの感覚で行くと「これだけ?」となる
②調理スタッフは英語が通じない
食事の種類に関しては、十分満足のいく内容です。
このホテルの価格帯ならば、逆に「こんな朝食がついているんだ」となるほど。
この地域の他のホテルは、同じ宿泊価格でも朝食が付いていないことのほうが多かったです。
写真にある料理だけでなく、もう一品頼めば卵料理を作ってくださいます。
オーナーの男性が英語でどうする?って聞いてくるので、選べばよいでしょう。
どうも2、3種類くらい言っていたような気もするのですが、どうも料理名を聞き取るのは苦手だったので、唯一聞けたスクランブルエッグを注文しました。人数分頼めます。
何か質問をする際は、フロントスタッフに頼みましょう。
調理担当のスタッフは、全くと言っていいほど英語が通じません。
ソース、シルバー類
基礎調味料
①お箸・レンゲもあり、日本人にとっても食事しやすい
②ケチャップ・魚醤などソース類あり
③塩・砂糖など基礎調味料も揃っている
【BAD】
①取り皿が無くなっており、言っても補充されなかった(通じなかった?)
お箸があるのは本当にありがたいですよね。
箸文化圏の日本でもフォークやスプーンなど洋食器は普段から使いますが、ふとした時にやはりお箸のほうが使いやすく感じるときがあります。
そんなときに便利です。
ソース・調味料なども豊富なので、自分好みの味に変えれて海外の食べ物を難なく受け入れられる点でありがたいです。
唯一良くなかったのは、取り皿の補充が全くなかったこと。2回ほどスタッフに
”Do you have extra plates?”
と聞いたのですが、補充する気配なし…仕方なし、卵料理がのった大皿に全部載せました笑
まあ、これくらい普通ということで?笑
2-5.バイクレンタルはある理由で断られた
冒頭で、バイクレンタルは1日あたり1250円と紹介しました。
事前にホテルに連絡を取り、当日も聞いた価格です。
「よし、借りれる!」と、空港近くのホテルでバイクが借りれるという記事を見つけられず現地に来た私にとっては朗報…
しかし、ある理由でレンタル業者から断られました。
それは、
「空港近くにはポリスが多いから」
という理由。
どうやら飲酒運転を防ぐために色々と見回ってるとか。
でも、「飲んでいないんだからいいんじゃないの?」
と筆者は思いました。
ただ、これだけじゃないそう。
なんだかんだ外国人だといちゃもんをつけられて、その責任はバイクを借りた人ではなく、貸した人にあるそう。
そうなると、レンタル業者もいろいろと経営が面倒くさくなるらしく、貸してくれないということでした。
ちなみに、ベトナム・ホーチミン市でバイクを借りたい人は、デタム通りかブイビエン通りで借りましょう。
価格も600~800円と、空港近くでレンタルするよりも安く かつ 簡単に借りられます。
これらの情報は、すべてホテルのオーナーが教えてくれたもの。
旅行者に対して親切丁寧に代替案まで教えてくれるなんて、また利用したくなります。
ちなみに、ホテルからホーチミンまではGrabタクシーを呼んでもらい移動しました(470円)
3.メリット・デメリット まとめ
いかがでしたでしょうか、「マイ・ヴィラ・ホテル エアポート」
ここで、メリットとデメリットをそれぞれまとめてみました!
メリット
朝食付きでとにかく安い
オーナーやスタッフがかなり親切
空港から徒歩15分という近さ
化粧台・あれば嬉しいアメニティの完備など女性に優しい
デメリット
なんだかんだシャワーブースから水が漏れる
結局バイクは借りることが出来ない
冷蔵庫が使い物にならない
という感じでしょうか。
メリットデメリットそれぞれを勘案しても、是非泊まるべきホテルだと思います!
ベトナム・ホーチミンに寄る方は、一度考えてはいかがでしょうか?